看護師Bさんのターニングポイント

Bさんのターニングポイント
現在看護師として働いているBさんの人生のターニングポイントを体験談として紹介します。看護師になろうと考えている人や興味を持っている人にとって看護師として働く決め手となるかもしれません。
医療に興味を持つ
小学校5年生の頃に担任の先生が「エイズ」についての本を授業で紹介してくれたことがきっかけでした。それまでエイズという単語を聞いたこともなかったのですが、治ることのない不治の病ということがとても衝撃的でした。当時は薬を飲んで養生することでほとんどの病気は治ると考えていたため、衝撃と同時に少し恐怖のようなものを感じたことも印象的です。そして紛れもなくこの本を紹介してもらったことがきっかけとなって、将来は医療に関わる仕事をしようと決めるに至りました。
看護師の決め手
医療関係の仕事といっても医師に始まり、薬剤師や看護師といった多くの職種があります。その中でも高校生活の運動部で経験したことが、医療関係の職種の中でも看護師として働きたいと思う決め手になっています。運動部に所属してマネージャーとして活動をしていましたが、一生懸命に部活動をしている姿や楽しそうにプレーしている部員を見ていると、徐々に少しでも力になって支えたいと考えるようになりました。もともとは友達に誘われて入部したことがきっかけでしたが、このような思いから誰かがプレー中に怪我をしたりしても何もできない無力さが悔しくなるような感覚も覚え始めました。
このような経験から高校を卒業した後は看護学校へ行き、看護師になってこういった人たちを支えたいと思うようになりました。仲の良い友人も看護師を目指していたこともあり、こういった環境がより一層看護師になりたいと思う気持ちを強めてくれたのも大きかったです。
看護師としてのターニングポイント
看護師を目指すきっかけとなったことは一言では片付けられないほど、多くの経験や体験をしたことでたどり着いたと考えています。大きなターニングポイントとしては小学校時代に医療に興味を持つ体験があったこと、高校時代に自分が看護師として働きたいと強く思う環境にいたことの2点だと思います。
しかし、なぜ小学生の自分が数多くある本の中で医療関係の本が印象的だったのか、高校時代に怪我している人を見て助けたいと思ったのかといったことに関しては、おそらく人生で経験した本当に細かいところから湧いている感情だと思います。どのような職種で働こうか迷っている人は、もっと多くの経験をして働きたいと思えることを探すことが大事だと思います。